成績が伸びにくい中学生のノートの特徴と筆箱の中身
あなたは、お子様のノートを見たことはありますか?
もし、お子様が見せてくれるのなら今見て下さい。
丁寧に色もたくさん使っていてビッシリ書かれているのなら・・・
「綺麗にまとまっていて、授業をちゃんと受けているんだな」と
安心するかもしれませんね。
しかし、実はそういうノートは成績が伸びにくいのです。
確かに学校の授業を板書通りに写せているので
漏れはないのですが、ノート作りに一生懸命で
先生の話を聞き逃してしまっているでしょう。
先生が赤を使えば筆箱から赤ペンを探し出し、
使い終わる度にゴチャゴチャした筆箱にしまい込む・・・
そして、先生が青色を使えば次は青ペンを
どこかな?と探し出す・・・
そうしている間に授業はどんどん先に進んでいく・・・
ノートは奇麗にまとまっているのに肝心の授業内容は覚えていない。
これでは本末転倒ですよね。
授業内容をあまり覚えていないので、宿題をやる時にしろ
テスト勉強をやる時にしろ、頭に入っていることが少ないので
時間がかかってしまう原因にもなっているのです。
そこで、今回は授業に集中するノートの取り方について
アドバイスしたいと思います。
もし、板書をサッと写して先生の話をじっくり聴けるようになれば
その日に習った事が記憶に残りやすくなるので、宿題にかかる時間も
短縮され、また、テスト前にも覚えている事が多くなるので
テスト週間中に充実したテスト対策がしやすくなるでしょう。
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授業内容に集中するためのノートの取り方のアドバイス
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① 筆箱の中身はシンプルに
シャーペンが3本、シャー芯、色ペンが11本、消しゴムが2つ、
定規ものりも付箋もハサミもゴチャゴチャに入っていませんか?
道具の出し入れに意識を取られて先生の話を聞き逃す原因になります。
オススメは、シャーペン2本、シャー芯、赤ペン、青ペン、定規です。
授業中は赤ペン、青ペンは出しっぱなしにして
いつでもサッと使えるようにして下さい。
筆箱から探す時間、出し入れの時間をカットするためです。
また、赤ペンと青ペンに役割を決めておくといいです。
赤ペンは先生が大事と強調した事、青ペンは分からなかった事など。
テスト勉強でノートを見る際に、先生がテストにだしそうな内容と
テストまでに先生や友達に質問しておく内容がハッキリしますよ。
② 定規は使わない
数学や理科でグラフを書いたりする時は
定規を使う必要がありますが、表や図を描く時は
フリーハンドで描くようにして下さい。
几帳面な子に多いのですが、フリーハンドで済む線も
定規を使うとどんどん遅れていきますので注意して下さいね。
③ 単語レベルと矢印などの記号で十分
ノートも内申点に影響する場合は、板書通りが無難ですが
そうでない場合は、お子様が後で見直して分かればいいのです。
文章で書くと助詞の分だけ文字数が増えてしまい
その分だけノートを取る時間もかかりますよね。
そこで、キーワードとなる関連単語を記号を使い
簡略化すると、その分だけ時間が節約できますよ。
のように。
④ ノートの右側3分の1にメモスペースを作る
先生の授業を聞いていて、疑問に思ったことや
自分で大事だなと思ったことをメモすると
より授業内容が記憶に残りやすくなります。
メモすることがなくて空白でも勿体無いと思わないように。
⑤ 余白を十分に開ける
この記事が文字がビッシリ詰まっていたら読みにくいですよね?
ノートも同じです。
ビッシリ詰まったノートを見ると脳ば圧迫感を感じてしまい
見直す際に頭に入りにくくなってしまいます。
また、ノートの余白を開けることで後から書き込むこともできますし、
学習内容の塊が一目で分かりやすくなりますよ。
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今までのお子様のノートの取り方の癖があるので
全てを一度に取り入れるのは難しいと思いますが
筆箱の中身をシンプルにしておく事だけでも取り入れてみて下さい。
女の子でどうしても色ペンを使いたい場合は
メインの筆箱と別に色ペンや文房具用の筆箱を用意してもいいですね。
「こんな事が成績に影響あるの?」と思われるかもしれませんが
こういう習慣に成績アップの糸口があったりするのです。
やってみて効果がなければ辞めればいいことなので
まずは出来ることから始めてみて下さいね。
では。