公立中学の具体的な成績の上がる定期テスト勉強法

公立中学校に通う中学生向けに8割の生徒が爆発的に成績を上げた効率の良い具体的な定期テスト勉強法を元塾講師が包み隠さず紹介していくブログです

中学校の通知表の内申点での成績判断は危険極まりない!

中学校の内申点で4(5段階)だから

「家の子はまあまあ大丈夫なんだ!」

と安心していませんか?

 

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その判断はかなり危険です。

 

というのは、2002年ごろから内申点のつけ方が

「相対評価」から「絶対評価」に変わったからです。

 

あなたや私が中学生の頃は、相対評価だったため

他人との比較で内申点が付けられていました。

 

そして、その割合も決められていました。

 

上位から

  • 7%までは5
  • 7%~31%は4
  • 31%~69%は3
  • 69%~93%は2
  • 93%~100%は1

実力に伴った評価で内申点が決まりました。

 

しかし、絶対評価になってからは

ある一定の基準を満たせば何人にでも

高い内申点を乱発できるようになったのです。

 

もし、あなたのお子様の中学校のテストが

非常に簡単だと、どうなると思いますか?

 

他の学校では絶対に4が付かないレベルの子達に

4がついてしまっているのです。

 

こういう場合は、実力に伴わない高校を志望校にしがちですが、

実力がないため当日点不足で不合格してしまいます。

 

また、逆にテスト90点以上でも不可解な「4」もあります。

 

風変わりな先生の特殊な課題クリアが5の条件だったり

達成率を満たせていないからという場合もあります。

 

達成率とは、提出物や授業態度・発言、各評価項目など

設定された基準をどれだけ達成したかの割合の事です。

 

例えば、「興味関心」「思考判断」「技能表現」「知識理解」の

4項目の配点が30点、30点、10点、30点のテストで

評価の割合を均等に25%づつにした場合では・・・

 

興味関心が100%達成 ⇒ 得点30点

思考判断が100%達成 ⇒ 得点30点

技術表現が  0%達成 ⇒ 得点 0点

知識理解が100%達成 ⇒ 得点30点

 

でテストの得点は90点となりますよね?

 

しかし、達成率を平等に評価するとなると

(100+100+0+100)÷4=75%達成

 

テストは90点でも達成率が75%なので5にはなりません。

 

また、先生も人間なので反抗的な生徒は嫌いなので

いくらテストが良くても態度で評価が下げられる事もあります。

 

よっぽどこんな変な事はしないとは思いますが

不審な点があるのなら保護者会で先生に達成率を

聞いてみるといいでしょう。

 

こういうテストの点数に見合わない低い内申点の場合も

本来であれば合格できる実力があるにもかかわらず

志望校を低めに設定してしまうことがあります。

 

なので志望校の判断は偏差値などの実力で判断して下さい。

 

実は大学進学を目指す進学校側も実力を重視するようになったので

以前ほど内申点で合否が決まる事はなくなってきています。

 

私の住む愛知県では当日点を1.5倍して合否判断されます。

 

とは言ってもそれでも内申点がボーダーを超えていないと

厳しい現実があります。

 

内申点が低いために実力があるのに

志望校を諦ざるえない子がいので可哀想です。

 

高校は義務教育ではなく目的別なので

内申点より実力をもっと重視するべきだと思います。

 

例えば、内申点ボーダー40の高校なら

内心点が35以上なら受験資格を与えて

合否は当日点のみで決まるような。

 

学校間格差や担当教員のさじ加減が

だいぶ是正されるのではないでしょうか。

 

あなたはどう思いますか?

 

では。