偏差値60以上の高校を目指す中学生は英語を得意にしよう
偏差値60前後の公立高校を目指す場合、
合否に大きく影響する教科は英語です。
以前、偏差値60の目安は上位17%位と
記事にしてましたが覚えていますか?
偏差値60の高校には地域の上位17%位の
お子様が受験することを考えると、
暗記教科では差がつかなさそうですよね?
「でも数学は差がつきますよね?」と
思ったかもしれませんね。
でも実は数学はそれほど差がつきません。
数学は解法が明確なのでマスターしやすく
また、その範囲は小学校の算数と中学校の数学で済みます。
それでも解けない難問はライバルの多くも解けないので
標準的な問題を確実に得点すれば大丈夫です。
つまり合否に最も影響するのが英語ということ。
ほとんどの学校の英語授業が
単語を確認して、和訳を解説するだけで
英文法の納得いく説明をしていません。
しかし、詳しい説明をしよとすると
中学英語レベルの範囲内に収まりません。
なので、公立中学校の先生が誤魔化しながら
「覚えてね」で済ませるのも仕方ない事なのかもしれません。
そういうレベルで英語を理解しているので
定期テストで90点近く取れる子でさえ
実は文法があやふやだったりします。
定期テストはテスト範囲が事前に分かっているので
暗記で高得点を取れても、本当の実力がないため
入試本番で初めて目にする英語でボロが出ます。
では、あなたのお子様が入試で勝ち抜くために
本当の英語力を手に入れるにはどうすればいいのか?
偏差値60の高校を狙うお子様であれば
教科書の暗記はすでにやっているでしょうから
更にレベルの高い英作文をお勧めします。
英作文と言っても基本的な日本語訳の文を
英文に変換する練習でいいです。
その際に意識して欲しいことは
① 5文型に当てはめながら語順を考える(文構造を見極める力)
② 日本語の述語の部分で時制や文法を判断する
③ 修飾被修飾の一連の語の塊(句や節)に注意する
(特にどこまでが主語や目的語なのか?関係代名詞)
④ 品詞(名詞、動詞、形容詞、前置詞)を意識する
(前置詞の後ろは必ず名詞のはずだとか)
特に動詞+ingは名詞だったり形容詞だったりするので区別できように。
その判断のヒントになるのが直接修飾している品詞なのです。
これらが身につけば、スラッシュリーディングで
長文を先頭から訳す力も付いてくるので一石二鳥です。
ただ1つ注意点があります。
それは受験生であっても1年英語から始めて
簡単な問題から基礎を確実に固めていって下さい。
英語は結局、be動詞か一般動詞の2種類の文しかありません。
中学英語を簡単にまとめると
① 主語(3単元)や時制(現在形、過去形)による動詞の変化
② 肯定文、否定文、疑問文(疑問詞も)
③ 名詞句(不定詞や動名詞など)名詞節(that節)形容詞節(関係代名詞)など
④ 特殊な助動詞(進行形、受動態、現在完了形)や
をマスター出来ればいいのです。
その基本は中1英語にあるのです。
なので中1英語を確実に深く理解する事で
中2、中3英語のマスターが楽になります。
もし中2や中3の内容があやふやなら
中1の内容からやり直すべきです。
もうすぐ夏休みですね。
学校の授業も止まるこのチャンスに
じっくり英語に取り組んでみて下さいね。
P.S.
そうそう。1つ言い忘れてました。
5文型の語順が身についてくると
リスニングにも効果がありますよ。
では。