公立中学の具体的な成績の上がる定期テスト勉強法

公立中学校に通う中学生向けに8割の生徒が爆発的に成績を上げた効率の良い具体的な定期テスト勉強法を元塾講師が包み隠さず紹介していくブログです

精神的に安心!親子で共有したい定期テストの目標設定

テスト前に生徒達に目標設定させると

漠然とした数字を目標にする子が結構いますよね。

 

前回のテストまで50点~60点台だったのに

「目標80点」とかキリのいい数字を目標にしがちです。

 

目標を高く持つことはイイ事だと思いますが

クリアーできない目標は、それは夢や願望です。

 

こういう目標設定をしていると、いつまでたっても

目標の80点に到達しないのですよ。

 

そこで、今回はクリアー可能な目標設定法について

お話していきたいと思います。

 

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この目標設定法はエレベーターのような急激な

成績アップは望めませんが、階段を上るように

着実に成績をアップしやすくなります。

 

目の前の目標を一歩一歩登っていけば

最終目標までの道のりで迷子になることも

今どの地点にいるのかも把握しやすくなります。

 

小さな目標でもクリアーは嬉しいものです。

 

お子様は自分の決めた目標を達成することで

自信ややる気が湧いてくるでしょう。

 

また、お母さんであるあなたも

着実にあなたの望む目標に少しずつではありますが

近づいていっているので精神的に安心できるでしょう。

 

小さな目標を一つずつ着実にクリアーしていけば

中学入学当初では想像もしていなかったレベルに

受験前には到達できるでしょう。

 

では、設定法について。

 

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クリアー可能な具体的な目標設定の数字の計算法

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これから2つの目標数字を計算して頂きます。

 

2つとは、学年順位(主要教科ごと、主要5教科合計)と

テストの点数(主要教科ごと、主要5教科合計)です。

 

ステップ1 前回のテストの点数と順位を確認

 

手元に前回の主要5教科のテストと順位を用意して下さい。

 

ステップ2 計算をする

 

◆学年順位の場合

① 今回の順位×0.1(10%)=目標上昇順位

② 今回の順位-目標上昇順位=次回の目標順位

 

具体例

今回のテスト順位が80番なら

① 80×0.1(10%)=8

② 80-8=72

次回のテストの目標順位は72番ということになります。

 

◆テストの得点の場合

① 100点-お子様の得点=上昇余地のある得点

② 上昇余地のある得点×0.1(10%)=目標上昇得点

③ 今回の得点+目標上昇得点=次回の目標得点

 

具体例

今回のテストの点数が65点の場合

① 100(満点)-65=35

② 35×0.1=3.5(四捨五入して4)

③ 65+4=69

 

次回のテストの点数目標は69点ということになります。

 

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この計算方の特徴は、

成績がいい子も悪い子にも使えるということです。

 

今回の説明の具体例では毎回10%上昇を設定していますが

10%が厳しい場合は、5%(0.05)に変えてもOKです。

 

この目標計算式の目的は、成績の把握とお子様に自信をつける

ことなので、無理な目標設定よりクリアーできるかを考えて下さい。

 

「でも、どうして2つの目標設定が必要なの?」

理由は単元ごとで難易度が変わるからです。

 

難易度が上がると平均点がガタ落ちするのですが、

点数だけ見て「全然できなかった。」とか「何?この点数!」とか

お子様もお母さんも点数だけで判断してしまいがちです。

 

しかし、得点と順位の両面から判断できれば、

「点数は低かったけど、順位がクリアーできたから大丈夫」

とあなたもお子様も安心できますよね?

 

ところで毎回のテストごとに上昇率10%目標をクリアーすると

どうなると思います?ビックリしますよ!

 

例えば、300名の学校で真ん中150番で残りの定期テストの回数が

3年生の2学期期末テストまで残り8回あるとして計算してみると・・・

 

1回目 135番

2回目 121番

3回目 109番

4回目 98番

5回目 89番

6回目 80番

7回目 72番

8回目 65番

 

学年上位約20%ですよ!偏差値でいうと60くらいです!

 

恥ずかしくない高校を受けられるレベルですよね。

志望校ランクがどれだけ上がりました?

 

この計算で目標設定を早くするほど

残りのテスト回数が残っているから有利ですよ。

 

今回は以上です。

 

では。