公立中学の具体的な成績の上がる定期テスト勉強法

公立中学校に通う中学生向けに8割の生徒が爆発的に成績を上げた効率の良い具体的な定期テスト勉強法を元塾講師が包み隠さず紹介していくブログです

中学生の定期テスト勉強計画は成績上がらないしムダ!?

中学生の定期テストの勉強計画なんて自己満足の世界。

 

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計画表が立派で架空の勉強時間が長い子ほど成績が悪い

それが私が今まで見てきた中学生の傾向です。

 

学校や塾で強制されてテスト計画表を書かされますが

あの作業と時間ってかなり無駄だったりします。

 

その理由と、どんな計画を立てればいいのかを

今回はお話しようと思います。

 

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自己満足してしまうテスト計画は成績を下げる!?

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テスト勉強の計画表を一生懸命に作る子が多いですが

その計画通りに実行できる中学生はほとんどいません。

 

実は成績の良い子ほどテスト計画は適当って知っていますか?

 

「19時~21時 理科、21時~23 英語」という計画ではなく

「今日は理科のワークを終わらせて時間があれば英語も」のような

計画を立てています。

 

時間で計画しても上手くいかないことを理解しているので

時間で縛る計画ではなく、内容で縛る計画を立てているのです。

 

なので、大人に見せる用の形式的なテスト勉強計画表

サッサと作成して、すぐにテスト勉強を始めます。

 

それに対して、成績が芳しくない子ほど、テスト勉強計画表を

時間をかけて入念に作る傾向があります。

 

テスト勉強計画が立派だと成績が上がるんですか?

その計画通りに本当にやれるんですか?

 

テスト勉強計画表作りで時間を無駄にするくらいなら

よっぽど漢字1つでも多く覚えた方がいいと思いますよ。

 

他にも入念なテスト勉強の計画表づくりで

成績を下がってしまうことがあります。

 

◆計画が崩れると気が萎える事

 

計画はあくまでも計画で計画通りに行くことは少ない事を

大人は知っていますが、子供はそんなこと知りません。

 

なので、計画どおりにテスト勉強が進められないと

イライラしたり、「できない!無理!」と思ってしまうのです。

 

そういう感情で脳が勉強を拒否するモードになってしまい

さらに連鎖的に計画が崩れて、やる気がどんどん萎えてしまいます。

 

◆計画づくりで満足してしまう事

 

計画づくりを入念に一生懸命にやるほど脳が満足します。

 

人間の脳は現実と想像の区別ができません。

 

夢だったのか?現実だったのか?って経験ありますよね?

 

細かい計画づくりをすると頭で「この時間でこれをやる」と

具体的なイメージで想像するのでテスト勉強をしたつもりに

陥りやすくなります。

 

では、どの程度の計画をどのように作ればいいの?

 

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成績がいい子がやっているテスト勉強の計画づくり

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成績のいい子がとても真剣に見ているのもが

学校から配布されるテスト範囲表です。

 

テスト範囲が発表されるとすぐにテスト範囲全体を把握します。

 

「英語の教科書はP23~P35か、ワークは?」

「社会はP68~P104か、こりゃ大変だ」

「あー、社会と英語が同じ日だ」

「数学はワークをやっておけばとりあえずOKだな」

のように。

 

テスト範囲の内容をしっかり把握してからテスト当時から逆算して、

すぐに何をやるべきか?だけをまず決めてしまいます。

 

「そんな適当な計画でいいのですか?」と思うと思いますが

これでいいのです。

 

なぜかというと、すぐにやるべき事は不安な内容なんですよね。

 

なので、時間に余裕があるうちに不安要素を

なくしてしまおうという戦略なのです。

 

目の前の不安を1つずつ潰していくことで

自信と湧いてきて、良い循環が生まれます。

 

そして、時間で計画するのではなく

「この日にコレを終わらせる」という計画をしています。

 

教科ごとのテスト勉強は、何をどの順番でやればいいのかは

分かっているので、教科の順番が決まれば十分なのです。

 

細かい時間で管理するよりも不安な教科を順番に進めていく方が

精神的にも安心できるので、テスト勉強がはかどると思いますよ。

 

今月末~来月頭に1学期期末テストもあると思うので

参考にしてみて下さい。

 

では。