公立中学の具体的な成績の上がる定期テスト勉強法

公立中学校に通う中学生向けに8割の生徒が爆発的に成績を上げた効率の良い具体的な定期テスト勉強法を元塾講師が包み隠さず紹介していくブログです

中学生の学力は遺伝の要因それとも環境で決まるのか?

2年前の桜の咲く頃、二人の少年が同じ小学校を卒業しました。

 

二人にはよく似た共通点がありました。

 

地方の公立小学校での成績は平均より優秀で、テストはだいたい95点、

運動神経も良く二人ともサッカー部のクラブチームで活躍しました。

 

そして、二人が進学する地元の公立中学校でも

勉強もサッカーも頑張ろうと意欲満々でした。

 

あれから1年が過ぎ、新2年生になった彼らは相変わらず似ている点が多かった。

 

中学校で背が伸びて二人とも165センチは超えてきたし、

同じサッカー部で2年生の中心メンバーだった。

 

明るく元気でクラスの人気者で学級委員をして

勉強面では、同じ集団塾に週2回通い、学校の宿題量も同じだった。

 

そんな似ている共通点が多い二人だったが

唯一、成績だけは違っていた・・・

 

どうして二人に成績の開きができてしまったのだろうか?

 

このケースの場合、環境や勉強量はほぼ同じなので

違いは個体にありそうです。

 

個体の差異で考えられるのは遺伝か意識の違いだと思います。

 

どうしても生まれつきの頭の良し悪しはあり、

それは遺伝に影響を受けています。

 

というのは、

遺伝子内のDNA情報によって脳が形成されるから。

 

どころで、スプニツ子さんってご存知ですか?

 

以前、たまたまNHKのTEDという番組を見ていた時に

ナビゲーターの伊藤襄一さんと一緒に出演していて

「また何か変なのが出てきたぞ」と

 

若いモデル風の感じで、新人気鋭の若手クリエイターが

チヤホヤされているのかなくらいに思っていたのですが・・・

 

別の番組でスプニツ子さんについて詳しく知ると超才女でした。

 

高校でモテなかったスプニツ子さんは

その理由を髪型に転嫁するために角刈りにしたり、

 

カラスと会話するカラスボットや

男性に生理痛を体験させるマシーンを作成してみたり、

発想が奇抜で変わり者なのですが・・・

 

ただの変わり者ではなく、

高校時代に数学オリンピックで金メダルと撮ったり、

飛び級しインペリアル・カレッジ・ロンドンに進学しています。

 

この大学はあまり耳にしたことないかもしれませんが

世界の大学ランキングでベスト3に入る名門です。

 

この事実に驚いたのですが、

その後やっぱりなと思うことがありました。

 

それは、両親とも数学者であるということです。

 

やっぱり良い遺伝子を受け継ぎ、

数学に触れる環境で育ったから

今のスプニツ子さんがあるのかなと思いました。

  

また、昨日、

息子3人を灘高から東大理Ⅲ(医学部)に合格させた

佐藤ママ(亮子さん)の番組を見ました。

 

佐藤ママが子供の勉強スケジュールを決めたり、

間違えた問題はママが作ってトイレに貼ったり、

息子の食事中にも横で問題を出題するなど

 

そこまでやりますかーって内容だったのですが、

東大でも選ばれし100人しか入学を許されない

医学部に3人とも合格させるなんて凄いですよね。

 

で、やっぱりというか

佐藤ママも津田塾卒で旦那さんも東大卒の弁護士ではありませんか!

 

佐藤ママの勉強漬けの環境で育てられてきた3人息子には

遺伝と環境の両方が揃っていたんですね。

 

ちなみに高3の娘さんも東大受験する模様。

 

さて、ここまで読んで「遺伝か〜」と落ちこんだかもしれませんが、

 

脳科学で有名な茂木先生によると

知能は遺伝50%、環境50%で決まるそうです。

 

50%は環境次第なのです。

 

もし、スプニツ子さんが数学に興味を持たずにバイトばかりしていたら、

数学オリンピックで金を取っていただろうか?

 

もし、佐藤ママの3人の息子が他の人の息子だったら、

佐藤ママに暴力を振るうほど反抗していたとしたら、

東大理Ⅲに見事合格しただろうか?

 

おそらく、どちらも答えはNoですよね。

 

つまり、いくら良い遺伝子を受け継いでいたとしても

それを生かす環境がなかったら能力は開花しないのです。

 

いくら脳の構造的に頭が良かったとしても

ゲームやスマホ、テレビ漬けの生活をしていたら

中学校の勉強でも落ちこぼれてしまいます。

 

逆のことも言えます。

 

理解が少し遅くても、その子の理解スピードに合わせて

学習を続けていれば出来るようになっていきます。

 

つまり、

公立中学校レベルの学習内容に遺伝や

頭の良し悪しなんて全く関係ないのです!

 

なので「頭が悪いから」なんて言い訳は間違っていて

「勉強してないから」が成績が悪い本当の理由ですね。

 

勉強をせずに「成績が上がらない」当然ですのでどうでもいいのですが、

もし、それなりに努力をしているのに成績が伸びなくて悩んでいるのなら

学習環境(方法、スピード、レベル)を変えてみてはいかかでしょうか?

 

では。